Lopehaのものづくりパートナーさん①

◎福祉作業所なないろ

【アップサイクル&ウエルフェアトレードから誕生したテディベア】

福祉作業所×フェアトレード

 Lopehaでは、2014年からアフリカンファブリックの縫製で余った細かいハギレがたくさんたまるとアップサイクル商品として、社会福祉法人 ウィズ町田 なないろさんでミニテディベアを作って頂いています。

ウィズ町田 なないろさんは、障がいのある人たちの働く場が、きわめて少なかった20年以上前に共同作業所をたちあげられました。

「どんなに重い障害があっても、仕事がしたい」という願いに応えるために、新たな仕事をおこし、仲間と事業の輪を、地域にひろげてきました。今では、縫製の他、お豆腐の製造販売、椎茸作りもされています。

テディベアは、とてもとても細かい作業ですが、利用者さんが縫いやすい方法を工夫されて、一点ずつ丁寧に作っていただいています。一体ずつ生地も異なれば、表情も異なり、世界で一体だけの可愛いテディがたくさん誕生しています。

にじいろさん作業風景

◎縫い工房姫

【震災を通して出会った質の高い日本の手仕事】

震災より活動を続ける縫工房姫さん

2011年の東日本大震災。被災地のお母さんたちに働く喜びと明日への希望を取り戻してもらうために始まったのが東北グランマプロジェクトです。そのプロジェクトを通して2012年より、Lopehaと「縫い工房姫」さんとのご縁も始まりました。工場自体も岩手県久慈市で震災の被害を受けたのですが、近くに住んでいる女性たちが都合の良い時間に縫製が出来るお仕事作りとして「東北グランマ」の活動を始められ、現在では「縫い工房姫」と名前を変えて続けられています。「グランマでは女性にかわいそうだから。」と、働く方たちをお姫さまに見立てて工房の名前を変えた工場の取締役の優しさも伝わってくる工房です。皆さんいつも生き生きと仕事されていて、訪問する度にこちらが元気を頂いていました。そして、細やかでとても丁寧な縫製からは、東北の女性たち、日本の手仕事の質の高さも感じます。

震災で寄付された着物で作ったアップサイクルあずま袋

震災を通して、素敵なお姫さまたちに出会うことができ、今でも支えられています。Lopehaでは、オーガニックコットン製品をはじめ、ほとんどの商品をこちらの工房で作っていただいています。

 

社会福祉法人ぱれっとワークス自然館

【コロナから広がるものづくりのご縁】

よく通る道の道すがらにある「自然館」という名の気になる建物。きっと自然食品店だと思い、入口にある掲示板をのぞいたのが最初のキッカケでした。ぱれっとワークス自然館さんは横浜市鶴見区で精神障がい者さんの支援と働く場所の提供をされています。我々の事務所と徒歩5分というご近所さんの距離感。このご縁をぜひ活かしたいと考え、ひじきや豆類の袋詰め作業やスナック作り、マスクの袋詰め作業など出来ないかとご相談に行きました。その後、快く引き受けて下さり、ぱれっとさんとのお仕事が始まりました。

オーガニックコットンマスクの袋詰め作業の風景

区役所の販売会やイベントの開催が少なくなっているコロナ禍で、福祉作業所も利用者さんへの働く場所の提供が作りにくくなってしまっているそうです。ですが、ぱれっとさんの柔軟な対応と我々のともに仕事がしたいという情熱によって、これから新しい商品が続々生み出す予定です。お互いにできることがたくさんあります。「袖振り合うも多生の縁」という言葉もありますが、すべては単なる偶然ではなく、必然によって起こるもの。関わる福祉作業所さんとのご縁を大切に、新しい可能性へチャレンジしていきます。

ぱれっとワークス自然館の外観