UPCYCLE あづま袋

「縫い工房姫」の着物や浴衣地をアップサイクルしたあづま袋をご紹介。震災後、女性支援プロジェクト「東北グランマ」の久慈工場として始まったこの工房には、大量の着物や浴衣が寄付されました。

去年、コロナの影響で、縫製のお仕事が減っているとうかがい、Lopehaで何かお願いできないか、、と考え、お願いした製品のひとつが、着物生地のアップサイクルあづま袋でした。

そして、今年は生活クラブさんの復興支援カンパ活動に参加させていただき、カンパグッズのひとつとして、浴衣のあづま袋セットを企画し、作っていただきました。

おむすびが入る小さな袋とA4サイズが入るサイズのセットが完成しました!

今回のあづま袋の依頼と合わせて、工房では、浴衣を1点ずつ洗濯、アイロンがけし、生地の見本帳をつくられました。浴衣は、数百着あるそうです。

「見本帳を作るのは大変だから、浴衣を並べた写真だけで大丈夫です!!」とお伝えしたのですが、今後のためにも作っておきたいからと、おっしゃって、、、。その中からLopehaがあづま袋に良い柄を選びました。

本当ならば、直接工房へうかがい、その場でサイズを調整したり、生地を選びたいところでしたが、緊急事態宣言もあり断念。でも、見本帳を作ってくださったおかげで、面白そう!!な柄やシンプルなものから、THE和柄など、迷いながらも楽しく選びました。

「あづま袋」は、生地の縦横の長さの対比によって、見かけも使い勝手も違ってきます。

当初、こちらがある型を提案したのですが、もっと使い勝手がよくなるように、また、見えない裏の縫製もきれいに仕上げるにはどのようにすればよいかと、細やかに考えて何度も試作してくださいました。そして、震災後、大量に工房に寄付された浴衣などを無駄なく使えるようにも考えてくださっています。違う柄を合わせて、1枚の袋に仕上がっているものもあります。

今回、作ってくださったサンプルの数は、10枚以上。生地の無駄がでないサイズ、持ち手の長さの微妙な調整、綺麗に仕上げるために何度も何度も試行して、完成した袋。

工房には、いつもお世話になってばかりです。上の写真は、サンプルの一部。

日本の浴衣や着物柄の良さ、そして、「縫い工房姫」の手仕事の質の高さを感じていただけたら幸いです。ギフトにもオススメです。10月下旬からネット販売を開始する予定です!